逸たり奇たり

バカが頑張ってどうでもいい事を書きます。

枷を解き放ち、未だ見ぬ頂へ

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今日は何気ない日常の隙間に存在するモノのお話をしましょう。

それは忘れ得ぬ感情

それは『恐怖』

 

恐怖という機能

その感情は人間の持つ最も原始的な感覚機能のひとつです。

いにしえの時代、人間は狩猟により生計を立てていました。現代とは違い、狩りに使う道具は全てが自然由来のもの。心もとない武器、不十分な装備で挑む事が狩りの日常であり、常に死と隣り合わせの危険な行為でした。

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しかし彼らにも守るべき家族が存在し、それらを食わせていくために何としても自分が生き残らなくてはなりません。そんな中で確実に獲物を手に入れるためのリスクマネジメントが必要になってくるわけです。

 

ただ、人一人がどう足掻いた所で手に負えないものは存在し、それに対して無闇に挑むのは得策とは言えません。ならばどうするか、逃げればよいのです。生と死を天秤にかけて見極める事ができればいい。その判断を下すために生物が獲得した機構こそが『恐怖』というセンサー機能なのです。

 

その後は農耕文化の台頭によって死のリスクが低下し、狩猟文化は終わりを告げました。それからというもの現代に至るまで死は狩猟時代ほど身近な存在ではないとされています。つまり現代人は恐怖に疎くなっているのです。

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そんな中で僕は有り余るほどの恐怖を恒常的に感じ続けている。

それも、日常の、

何気ない空間、

取り留めのない時間の中で。

 

目の当たりにしたもの

僕はいつものように洗濯をしていました。毎日服を着て、汗をかき、ウンコもオシッコもする。何ならシコったりもするでしょう。シコる事は自然で、シコる事は正しい。

18世紀後半の作家、サド侯爵は、投獄中に妻から差し入れられた円筒状の道具で肛門自慰に耽(ふけ)っていたと言われています。それほどまでに人間の欲望に正しく作用するのがシコ(略)

 

まあそれはいいでしょう。シコる事の崇高さを万分の一でもわかってもらえたならそれで。それで何だっけ…

 

ああ洗濯。そりゃあ洗濯物のひとつも出るでしょう。股間のあたりがカピカピになるんだから。

洗濯が終わり、洗濯物を干していた時にそれは起きたのです。

シワが寄らないように伸ばしてから干そうと何気なくポケットのあたりを触った瞬間、冷たい感覚が背筋を走りました。

 

僕は一心不乱に洗濯かごを掘り返すも、時すでに遅く…

全ての洗濯物に悪魔のような白いものがびっしりと付着し、洗濯カゴの内部はさながら地獄の様相を呈していたのです。

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それを目の当たりにした僕は、耐え難い恐怖からその場で激しく悶絶…

目からは煮汁、耳からはすまし汁を噴出させながら980°ほど背中側にのけぞりました。その時の傷が頬に十字に刻まれており、世間からは『人斬り抜刀斎』と呼ばれています。

 

恐怖を糧に

 洗濯物にこびりついたティッシュを一片一片手作業で取り除かなくてはならない事を想像すると、死を意識するのはごく自然な流れでした。

全てが終わる頃にはきっと年号すら変わっている事でしょう。グローバリズムの傾向が顕著な昨今、次世代の年号はきっと『ボンジュール』とか『マッキントッシュ』などといった国際色豊かなものになっているんじゃないでしょうか。

僕は英語なんてネクストコナンズヒントくらいしかわからないので、確実にグローバリズムに乗り遅れる事風の如しです。グローバリズムが終電だったら始発待ちですよ。マンガ喫茶ジョジョの奇妙な冒険を1巻から読み返すくらいしかやる事がありません。やっぱり死ぬしかない。

…そう思っていた矢先、ジョジョにこんな場面が。

 

 

ツェペリさんのこの言葉は恐怖に濁った僕の目を覚まさせるのに充分な力(波紋)を持っていました。

そうだ…恐怖とは、我が物と受け入れた際に勇気に変わるもの。

人を一歩成長させるための布石!必要経費!登竜門!

柱の男にとってのエイジャの赤石に違いないッッ!

 

つまり僕が世のため人のために役立つ男になるには、人に恐怖を与える立場になればいいんですね

 

 人の成長と進化を僕が後押しするんですよ。恐怖を乗り越えさせる事によって。

 スティーブ・ジョブズは科学の新たな可能性のひとつに辿り着きましたが、僕が導くのはさらにひとつ上の未知なるネクストステージ。人間という枷から逸脱し、見たことのない高みへと引き上げる事こそ至上の責務と理解しました。 

手始めにおれは人間をやめ・・・・・・・・るぞ!ジョジョーーーーーッッ!!

 

 

今回も精神鑑定が必要な記事に仕上がって満足です。