聖なる屑
手稲区に巣食う虫ケラとまで揶揄された僕ですが、どうにか今日まで生き永らえる事ができ、無事に35歳を迎える事ができました。
誕生日というものは毎年訪れるものです。しかしそれは一段登るごとに確実に死に近付き、いつ崩れ去るとも知れないステアウェイ・トゥ・ヘブン・オア・ヘル…
そんな暗い一歩を嫌でも意識せざるを得ない憂鬱な日…
毎回毎回どんな心持ちで迎え入れたらいいのでしょうか。
絞首台に登る死刑囚?
ビルの屋上へ向かう自殺志願者?
バカ言っちゃあいけねえ!
誕生日とは!
人がこの世に生を受けた聖なる祝福の日!
勇気とは!
恐怖を我がものとし、それを乗り越える心!
すなわち加齢を受け入れ、ナイスミドル(死語)への道を切り開くこと!
亡きツェペリさんの言葉を胸に、8月7日という日を知り、最大限に見解を広げる事にした僕に隙はありません。矢でも鉄砲でも石仮面でも持って来いや!
そんなわけでまずこの8月7日という日がどんな日なのか調べてみた所、様々な表情を持っている事が判明したのでご紹介したいと思います。
花の日
わかります。わかりますよ。8月7日ですからね。ハナの日ね。きっと花のテーマパークでイベントやってたり、身近な人に花をプレゼントしましょうみたいな風潮があるんでしょうね。花だってそんだけフィーチャーされようもんならテヘペロしながらも花だけに草葉の陰から見守ってくれる事でしょうね。いやー、ご冥福をお祈りします。
鼻の日
うん、ちょっとどうしようか。鼻をどうすればいいんですかね。この日が制定されるという事は鼻がそれなりにピックアップされるわけなんですけど、フックをかけたらいいのか、はたまたテープで吊り上げたらいいのか未だにはっきりしないのです。最近だとザリガニに挟まれたり、ガキの使いでイジリー岡田に鼻ペロされたりと、バラエティに富んだフィーチャリングが形成されているみたいなんですけどね。僕は鼻炎持ちなのでそういった事を少しでもされようもんなら最低でも30発は入れてやろうと思います。山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)を。
バナナの日
だいぶ無理を感じるようになってきました。8月77日とかは存在しないので、恐らく8月7日の7時のみの限定なのでしょう。朝から演技のいい方角を向いて無言でまるごとバナナにでもかぶりついたらいいんじゃないですか。僕は好きですよ、あのパッケージを剥がす際に必ず袋のはじっこに付着するクリームとかね。逆にあれにイラつく奴はまるごとバナナの何たるかをわかってないニワカと断言できますよね。そんなゆとり世代は海苔がきれいに巻けるコンビニおにぎりでも開封してればいいんですよ。僕はそれを剥くのに失敗した時にパッケージに残された海苔カスも、カップアイスを開封した時に蓋に付いてくるアイスカスも別け隔てなく愛でる博愛主義者ですけどもね。むしろあれが本体だと思っています。バナナ?ごはん?アイスクリーム?あんなもの飾りです。偉い人にはそれが分からんのです。
のび太の誕生日
いかんともしがたいとはこの事。
頭は悪いわ運動神経はないわ…人望も無く、ただ部屋に引きこもって惰眠をむさぼるだけのみじめな存在…
こんなドクズにどう共感したらいいのか。僕との共通点なんて、頭が悪くて運動神経も人望もなくて寝てばっかりな所くらいしかないじゃないですか。
そっくりやんけ。